2022-09-02

手をつないでふれあうたびに、電話をかけて声を交わすたびに、知らなかったことをひとつ教えてもらう。ぼんやりといいなと思っていたきみのすがたが、だんだん解像度が高くなって、どんどん好きになっていく。いつか好きですと伝えたときより、いまのほうが好きになっている。恋愛のきらめき。こういうことを、恥ずかしくもなく言えたり書けたりするのは、僕の少ない才能のひとつだ。この奇跡みたいな時間を、いつまでも引き延ばしていたい。それで、きみがずっと楽しい気持ちでいてくれたらいい。