大戸屋のドアを開けると、店員さんが申し訳なさそうに「ラストオーダーが終わってしまいまして…」と近づいてきて、ガーンという感じで、疲れていたのもあり心の底から残念そうに「残念です…」と返すと、店内で食事をしてる人たちが僕のほうを見て、恥ずかしくなって外へ出た。朝も昼もセブンイレブンのおにぎりだったので、せめて夕飯はコンビニ以外がいいなと思って歩いていると、ひっそりとした死角に餃子の王将の看板があることに気づく。店内に入ると想像の1.5倍ほど広く、あちこちにひとりで静かにビールなどを飲みながら餃子やレバニラを黙々と食べてる人たちがいて安心した。みんなここにいたのか。お世話になります。これはもう打ち上げでしょ、なんのかわからないがとにかく打ち上げでしょと思って、豚カルビチャーハンと、回鍋肉と、餃子を注文。チャーハンを主食、回鍋肉を主菜、餃子を副菜とする完璧な布陣だったが、おなかが空きすぎて先に届いたチャーハンを完食してしまい、回鍋肉を主食に餃子をおかずとする歪んだ定食が誕生してしまう。そういう孤独のグルメごっこを延々とやる。
あしたから日曜まで休みです。このままだとたぶん眠って終わってしまう。会社のトイレで社長と隣になって、夏休みはなにするの?とせっかく尋ねてくれたのに、なんにも考えてなかったですと最悪な回答をしてしまった。しかしほんとに眠くて眠くてたまらない。