午前4時に起床。インターネットしたりコーヒー飲んだり、だらだらと贅沢な時間を過ごしたあと、6時に家を出て7時に会社へ着き、誰もいないオフィスのブラインドを上げて回る。フリーアドレスなのでお気に入りの窓の近くの席に陣取って、11時ぐらいまで地味なタスクをがっつり進めていると、だいたいモニターがある席には人が座るくらいに他の人たちも出社してくる。みんな、場所もないのでそれぞれの席でオンラインミーティングをはじめていて、その会話が耳に入ってきて集中が切れる。ここでタイムアップです。朝が早いと一日が長くてたまらないが、午後は疲れて使いものにならなくなるので、午前中にめんどくさい作業をいろいろ終わらせておくのが最適解という結論がでている。
野球の試合がない平日の夜は、手持ち無沙汰だ。ほんの1ヶ月ほど前には想像もしなかったような感覚。これまで見えなかった「野球」というレイヤーが、生活の上に新しく1枚そっと載ったようでおもしろい。
野球を観ていると、時間の使い方がゆったりしているというか、とにかく試合の時間が長い。盗塁への牽制球を何度でも投げたり、何本もファウルボールが出ても打席に立ち続けたり、触っただの触ってないだのアウトだのセーフだのをいちいちビデオを見返して、それでけっこう判定が覆ったりして、もちろん野球のルール的にはぜんぜん問題ないんですけど、この可処分時間を奪い合う時代に、余裕があるよなと思う。サッカーなんか無駄な時間を分単位で計測するし、相撲だってきっちり夕方6時のNHKニュースの前に終わるのに。でも、なんか野球のそういうルーズなところがいいな〜 と思う。たしかに、時間なんかどうでもいいこと気にしないでさ、みんなの気が済むまでやったらいいよね。選手の身体能力の高さを魅せるエンターテインメント的な要素もありつつ、勝ちとか負けとか実用的でも生産的でもないことにこだわったり、顔に感情を出したりしているところも好きだ。良い意味で、昭和的なおおらかさを感じるというか。本来は当たり前であるはずの、あいまいな人間っぽさが、なんか新鮮に映るんだよな。