火曜日。といえば、廃品回収。いそいそと束ねた段ボールを担いで回収場所へむかうと、積み込んだトラックが走り去る後ろ姿が見えた… まだ7時半なのに。僕と同様に、束ねた漫画雑誌を抱えて立ち尽くしている近隣住民とアイコンタクトして笑った。民主主義とは、組織の考え方や体制などを、組織を構成する人たち自身が主権を持って決めるということ。それには情報の共有が必要で、だからすべての人が情報へアクセシブルでなければならない。独裁政権がインターネットを遮断するように、インターネットは民主主義につながっている。そんなふうに、僕たちが構成している組織を、国や会社や学校のような単位ではなく、「孤独」と捉えたらどうなるだろう。ひとりぼっちたちが、知恵をだしあって考えて、自身の手で、それぞれの場所をもっとよくしようとしている。インターネットにひとりで向き合っているのは、孤独の民主化とはいえないか。