なんか悲しい気持ちになって、しばらく離席して散歩してしまった。歩いているうちに、まあそうだよな… と思って、納得した。というか、当然だよなと思って、反省した。歩くのは、メモリの解放にちょうどいい。明け方の散歩にしか通らない道。いつもシャッターが閉まっていたお店は、昼は駄菓子屋として営業しているようだった。
同じことを何回も書く。いろんな言い方で何回も言う。それで詩が書ける気がする。何回も書くことで、絵の具を重ねられるような気がする。カメラアングルを切り替えられるような気がする。きわめて具体的だったものが、重なることで抽象化されていく。
この曲、よかった。Spotifyのレコメンドは、かなり僕の「好き」を理解してくれている。というか、こんなにも「好き」を伝えているのだから、そろそろ理解してもらわないと困る。ちっぽけでだれも興味ない僕の個人情報の保護よりビッグデータへ明け渡して便利に暮らしたい派なので、スマホアプリなどの各種トラッキングの許可を求めるダイアログにはすべてOKボタンを押している。
そろそろ大人にならないといけない。成長しないといけない。もうここにはいたくない。動かないといけない。歩かないといけない。なにもしたくない。