SpotifyからおすすめされたAstro Bunnyという台湾の人たちの音楽を、歌詞どころか曲名すらもよくわからないままに聴いている。中国語の発音ってきれいだなと思う。言葉から意味を剥がして、音だけを楽しむ。人間も1本の管からなる管楽器。
きょうは通院だった。月にいちど通院する日は、ずっと憂鬱だった。これまで、とにかく病院というのは待つ場所で、朝の開店前の病院の前で順番をとるために並びながら、なんだかパチンコ屋に並んでる人たちみたいだなと思っていた。そういえば病院の目の前にはだいたい調剤薬局があるし、それはパチンコ屋と換金所の関係に似ていた。僕はパチンコをしたことがないので、想像でしかないのだが。そんななか、駅前の再開発で新しくできた喘息の病院には、会計時に次回の予約をしてくれるというサービスがあり、そこに通うようになってから通院の待ち時間がなくなったのだ。革命だった。毎月1時間、ひどいときは2時間費やしていた時間が、5分になったのだから。喘息の症状というよりは、むしろ病院の待ち時間が、健康な人とのハンディキャップだと思っていたのだから。喘息の病院、最高。
肺の機能を調べる検査は、息を思いっきり吸ってから機器に口をつけ、一定の息を吹き続けると画面のなかの雲のキャラクターがプウ〜という音を出しながら上下に動き、一定の間隔のなかで画面の右端の旗のイラストまで持っていけばよいという、ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャーでいうところのイライラ棒のようなゲームになっている。僕はこのゲームがうまいので、いつも一発でクリアして看護師さんに褒められる。
昨年末に投稿されていた、in living.さんというYouTuberが視聴者からの質問に答える動画。友達が少なくて不安ですという質問のときに、友達とは遊びにいこうと声をかけて遊んでくれる人、という定義をしていた。
会社の近くにカンティプールというカレー屋があって、コロナ渦になくなって、その跡地にできたカレー屋へ会社の人たちと行った。カンティプールの居抜きのカンティプールみたいなカレー屋は、しかしながらささやかにカンティプールとは異なる違和感があった。その原因は、店内のBGMなのかもしれないし、照明の色温度なのかもしれないし、AセットとBセットの違いがわからなかったりすることなのかもしれない。パラレルワールドのカンティプール。夕飯は、渋谷の中華料理屋で回鍋肉丼を食べた。この中華料理屋は、ひとりで入りやすいし、おいしいけど、帰るときに店員が目を合わせてくるので怖い。
きょうの東京の感染者数は390人で、沖縄は623人。