2022-01-01から1年間の記事一覧
眠くて眠くて、眠ったり食べたり眠ったり、テレビを観ながら眠ったりしていた。よく眠ってすっきりした。ベッドに横たわって、高橋源一郎の「ぼくらの戦争なんだぜ」を読む。戦時下に使われた教科書、戦時下に書かれた詩、戦争を描いた小説がたくさん引用さ…
生活のなかで、ふと「あっ」て思ったけど忙しかったり忘れてしまったりで通り過ぎてしまったものが、きちんと記録されている誰かの日記や写真へ触れたとき、あなたは立ち止まったんですねって尊敬する。生きている実感ってホームランみたいに特別で大きなサ…
天気予報を眺めてると、もう残暑って言ってる。残っていうか、気分も気温も夏本番まっさかりって感じだけど、立秋を過ぎたからなのかな。週末は台風がくるので、いまのうちに出歩いておく。きょうは初台のライアン・ガンダー展へ。展示を観るときは、あんま…
逗子駅から海岸沿いを走るバスへ乗り込むと、海水浴客だと思われる人たちでいっぱいだった。雲ひとつなく晴れた夏の空は、Photoshopで切り抜きやすそうな青色で。初めて行った神奈川県立近代美術館の葉山館と呼ばれる平屋の建物は、展示室からも、併設するレ…
大戸屋のドアを開けると、店員さんが申し訳なさそうに「ラストオーダーが終わってしまいまして…」と近づいてきて、ガーンという感じで、疲れていたのもあり心の底から残念そうに「残念です…」と返すと、店内で食事をしてる人たちが僕のほうを見て、恥ずかし…
涼しくて助かる。多摩川の途中の堰から小さな川へ分岐していて、その水が近所に流れている。春は水の流れに沿って植えられた桜が満開で、夏はうっそうと生い茂った雑草でいっぱい。たまに手入れされたきれいな花が咲いていて、近隣の住民がたぶん勝手に自分…
お盆休みなんの予定もないし、つくるような気力もないので、いっそ減らして出勤することにした。柔軟な会社でありがたい。ミーティングも割り込みタスクもなく1日ずっと作業できると思うと楽しみ。Slackのメンションの音に、最近けっこうストレスを感じてい…
深夜の落雷で目が覚めた。しばらくプレッシャーに感じてたことが終わったので、それで気が抜けて、眠くて眠くてたまらない。夏休み、ほんとは2日ほど早めにもらおうとしてたんだけど、タスクの都合でそうもいかず。そのときはいいっすよって即答したけど、だ…
なんだかおかしいなと思っていたら、シャツのうしろとまえを反対に着ていた。そんなこと思わなくていいとわかっているのに、僕が手がけたせいでチャンスをむだにしてごめんなさいって思っちゃう。どんなに成果が微妙で、達成感もなかったとしても、向いてい…
オンラインのミーティングを終える直前って、誰も話さない時間があるじゃないですか。誰も話そうとしないことをみんなで確認してから場を終えるということなんだけど、そういうミーティングを終えるたびに一発ギャグでもやればよかったなって思うよ。僕がい…
からだはメチャクチャ疲れているのに、なんだか気分がよくて、自転車をこぎながら鼻歌をうたってしまう。どこまでもまっすぐな暗い道、遠くの夜空が点滅している。雷鳴は聞こえない、それだけ遠くで雨が降っているのだ。憑きものがとれたみたいに、他者と関…
頭まっしろで手探りの状態から、ゴールは見えたような気がするのだけど、土日は終わってしまった。フジロックの配信がずっと寄り添ってくれて、ほんとにありがたかった。日本語ラップの文脈とか人間関係とかぜんぜんわからないのだけど、PUNPEEのライブすご…
来週の資料がぜんぜんできてなくて、胃がキリキリする。単純に知識が足りないのと、平日にやる時間をつくれないのも、能力の低さが露呈してつらい。しかし、こんなチャンスでもないと勉強しないので、こういう機会をもらえたことに感謝しかないです。 Twitte…
渋谷で働きはじめて10年経つが、いまだに道玄坂がどの坂なのかよくわかっていない。それよりも、ユニクロのある坂とか、丸亀製麺の前の坂とか、コンロウっていうおいしいタイ料理屋がある交差点のところの坂、とか言ってもらったほうがいい。というような道…
蛇口の水がお湯かってくらいの季節は、夜のぬるい風を浴びながらの散歩が気持ちいい。とか、ぼんやりと感傷に浸りながら川崎のまっくらな夜道を歩けるのも、僕が男性のかたちをしているからで、それが無意識だとしても特権的にふるまっているのだろう。粗大…
なんにもおもしろくない日記を書いてごめんなさい。落ち込んでいるときは、なにも書かずに眠ったほうがよいとわかっているのだけど、ここぐらいしか発散できる場所がないので許してください。ライナスの毛布みたいなもので、どうか心配しないでください。 今…
8時に出社して、20時に退勤。今週はやることがいっぱいある。13階のオフィスって、眺めがよくて好きだ。とくに夕焼けがきれいで、ミーティング中もそっちのけで窓の外を見てしまう。長いあいだ休んでいた同僚から退職の連絡があり、すこし迷ってから「教えて…
33歳って、もっと大人だと思ってた。大人っていうのは、もっと自分の力で立っていて、意思を持って道を切り開いているようなイメージで。20代は、なにをしていたのか、あまり思い出せない。おそらく、目の前の仕事と、その仕事をやってる自分との関係につい…
夏休みに初めてひとりで映画館で観た映画「ピンポン」のサウンドトラックのクレジットを参考に、TSUTAYAでスーパーカーのアルバムを借りたのは中学一年生か二年生で、それを入口にナンバーガールやレディオヘッドなどを聴くようになり、スーパーカーも初期と…
仕事のための仕事みたいなことをしている時間は、ほんとうに疲れる。だから、むりやりにでも意義を見出そうとする。あらゆるできごとはつながっている。詩があれば、どんなに遠くにあるものも、すぐに近くへ引き寄せることができる。最近の僕の口癖は「チャ…
子育ての大変さは、ひとりぼっちの僕にとっては数ステップ先の話で、まったく想像もつかない。もしかすると数ステップ先までたどりつかないまま、経験しないで終わるのかもしれない。それでも、姉や、会社の先輩のご家族とご一緒させてもらう機会があると、…
凸版印刷の本社ビルの1階でやっているグラフィックデザイナーのポスターの展示で、田中良治による裏にライトボックスを仕込んだ光るポスターを見た。ふだん紙に印刷された面に反射した光を見ることで色を認知しているわけだけど、ポスター自体が発光している…
出社する前に美容室へ行った。通っている美容室は、朝9時からやってくれるのでありがたい。髪を切ってもらったあと、手持ち鏡ですっきりした後頭部を見せてもらいながら「仕事へ行きたくなりましたか?」と尋ねられてドキッとした。 周囲の人たちの退職が重…
なんかしらないけどメチャクチャ疲れて、帰宅してラーメンと唐揚げとアイスクリームとスナック菓子を食べた。あたまもからだもバカになっている。次から次に課題が押し寄せて、どれもきちんと解決できないまま次の課題へ飲み込まれていく。というか今日はも…
参院選の結果は、まあそうだろうなという感じで、驚きもない落胆があった。投票率がたったの52%とはいえ、結局のところ国民が考えていることが定量的に反映されたのが国会議員の割合なので、世の中を選挙で変えるのではなく、世の中が変わったことを選挙で証…
リヒター展の入口でチケットを買っていると、隣の窓口でも制服を着た高校生がチケットを買っていて、学生証を忘れたようだった。「すみません、学生証を忘れてしまって」「それでは生年月日を教えていただけますか」「2004年の、5月23日です」おっ、誕生日が…
さみしいなと思う。心にぽっかりと穴があいたようなさみしさ。このさみしさは、生きているかぎり抱きつづけないといけないものなのか、それともいつか満たされて感じなくなってしまうようなものなのか。もし、このさみしさを共有できたとしても、補いあうこ…
寝床に入ってうとうとしていたら、そういえば取引先からメールが届いているのではと思い出して、ガバリと起き上がってメールボックスを見たら届いていた。べつに明日でもいいんだけど、今回から担当者が僕へ交代になったので、前任者よりも早く返信すること…
備品を注文したけど、そういえば宛先に会社名を書いていなかったことに気づいた、帰りの電車。あした使うので届かないと困る。届くかなあ。まあ届くでしょう。残業中にチョコレートを食べるだけで喉につかえて不安だ。Googleマップで耳鼻咽喉科を調べる。最…
ロイヤルホストでパンケーキを食べた。33歳にしてロイヤルホストへ訪れるのは初めてで、平野紗季子がロイヤルホストへの愛を語るエッセイを読んでから行ってみたいなとずっと思っていたから、思いがけない機会の到来に感激していた。そんなふうにはしゃいで…