2022-04-29

毎年そうだけど、結局なんの予定も決められずに連休へ突入。どしゃぶりのゴールデンウィークの初日は、眠くて眠くて、昼寝をして終わった。目が覚めたら、つけっぱなしのラジオから真空ジェシカの漫才が聞こえてきて、ゲラゲラ笑いながら起床。なにも考えずにとりあえず購入していた豚肉を前に、夕飯は豚丼にすることに決定。玉ねぎをくし切りにして火が通ったら豚肉とにんにくを炒め、酒としょうゆを大さじ2・みりん大さじ1・砂糖を好きなだけ・水50ミリリットルを投入。いつもクラシルで調べるのがめんどくさいので覚えておくために書いてます。LINEに、かわいい甥っ子たちがアンパンマンミュージアムを楽しんでいる写真が送られてくる。ノンアルコールビールを飲みつつ、録りためたテレビ番組(あちこちオードリー、野田レーザーの逆算、有吉クイズなど)を観てゲラゲラ笑いながら過ごす。あしたは晴れるらしいので、どっか写真でも撮りにいこうかな。

2022-04-25

ちまちまと半年ほど進めていた仕事がきょう終わって、すっきりというか、やれば終わるんだ… という呆然とした気持ちになった。スケジュール管理が終わってるとか、膨大な作業量をひとりで抱えずに外注とかしてもよかったんじゃないのとかいまさら思うけど、そういう後悔はいったん棚にあげておきつつ、この仕事は僕のスキルセットと経験がなかったら完遂できなかったのではないかと思う。自分が言われたいことを、自分で言い聞かせながら帰宅。

お昼に食べた担々麺の汁が飛んで、白いTシャツを汚している。洗濯しようとしたら、洗剤の買い置きがなかった。僕は心配性で、スマートフォンの充電はいつも90%以上のような小さい男なので、こういう失態をしでかすことはめずらしくてショックだった。しかし、ほんとうに心配性なら白いTシャツで担々麺なんか食べないので、ふつうに間抜けである可能性が高い。

並盛と中盛と大盛が同じ料金なんて絶対におかしいよ。やっぱりこの世界は、大盛が得をしたぶんを埋め合わせるために並盛が損するように設計されている。この不均衡から抜け出すには、大盛はむりだとしてもがんばって中盛ぐらいは食べるのか、そもそも並盛すらも注文しないのか、あるいは並盛を注文したうえでコストパフォーマンスではない軸から世界を見るしかない。むしろ並盛よりも足りないくらいのほうが豊かだと思えるような、新しい断面の発見が。

2022-04-23

ワクワクしながら注文した焦点距離16ミリから35ミリのズームレンズは、上海のロックダウンにともなう物流の混乱の影響を受けて発売が延期になってしまった。がっかり。でも、この日記を読んだ方から、もしかすると延期するかもしれない噂があります… というリーク情報を事前に得ていたので、そこまでショックを受けずに済んだ。ほんとうにありがとうございました。焦点距離を書いただけなのにどのレンズかわかるのもすごいし、このやりとりでコミュニケーションできたこともうれしかったです。

GR IIIxを買ってから毎日持ち歩いて写真を撮っていて、部屋に帰ってからレタッチするのも楽しくて、写真ってめちゃくちゃおもしろいじゃん!と初めてミラーレス一眼を手に入れたときぶりぐらいに熱が盛り返してる。20代のじぶんになにか言えることがあるとしたら、いまの会社に就職活動してくれてありがとうということと、WordPressのテーマをつくる副業で稼いだ報酬を思い切って全額つぎこんでフルサイズのカメラを買ってくれてありがとうという気持ち。

しばらく40ミリの単焦点を1本だけ残して手持ちのレンズはぜんぶ売ってしまっていたのだけど、ここにきてもっといろいろ試したくなって、以前から興味があった昔のフィルムカメラ用のレンズをレンズアダプターを噛ましてミラーレス一眼で使うのをやりたくなってる。

で、本屋で数冊ながめてみて、この本を購入。解説がていねいで、作例も美しく、非常にワクワクした。2015年の本なので、紹介されているレンズを調べると掲載時より中古市場の相場が値上がりしていることを知る。たしかにぜんぶ生産終了していて所有者がぐるぐる回っているだけなので、安くなるわけがないのだ。じゃあもういま買っちゃうしかないんじゃないの…。ということで、いくつか気になるレンズを調べて秋葉原の中古カメラ屋で実物を手に取ってみると、非常にときめいてしまった。レンズって、水晶みたいだし、機能が見た目になってて美しい。

で、結局めちゃくちゃ調べることになり、もっとも状態が良く安価ということで、マップカメラのオンラインストアでCONTAX Planar T*50mm F1.4を購入、Amazonとヨドバシカメラでそれぞれ最安値のレンズアダプターやフィルターを購入…。なにか勇気のいる買い物をするときは、まあ酒も飲まないしタバコも吸わないしギャンブルもしないので、これくらいいいだろという謎の言い訳をしながら買っている。届くの楽しみだなあ。

2022-04-20

時間の使い方が下手すぎて、不必要に忙しくなっていく。ほんと、急がば回れってベタすぎるけど、なんも考えず適当にすっとばしてるところをきちんとデザインすることで、最終成果物の美しさに差がでることを実感してる。HowではなくWhat、手を動かす前に名前づけ、コピペよりコンポーネント設計… あたりまえのことがぜんぜんできてなくてつらい。

円安がぐんぐん進んでヤバいし、これから世界がどうなっていくのかまったくわからないし、不安ではあるのだが、いろいろ不安になってもしかたないということで、もう貯金とかもどうでもよくなって焦点距離16ミリから35ミリのズームレンズを注文した。来週木曜に届いて、直後に連休へ突入するということを考えてがんばろう。どっか思いつきで写真撮りに旅行でもひとりで行ってみようかな。と、想像するだけでも楽しい気持ちになってきて乗り越えられそう。

2022-04-13

やる気がでない…。このままだと、またコンビニで棚の上から順番に弁当を選ぶようなマインドに戻ってしまいそうだ。元気があればなんでもできるのではなく、元気があるというのは余裕があるということなので、余裕があればなんでもできるのではないかと思う。自分に対する期待値を下げれば余裕はうまれるが、役に立たないのならここにいる意味がなくなってしまう。イライラしたり、腹が立ったりするようなことがあっても、怒る気力もなく諦めてしまう。宛先不明の気持ちは、どこにもたどりつくことなく、脇腹をすこしだけキュッとさせてから姿を消す。ぱち、ぱち、ぱち、とまばたきをする。それから、ぎゅーっと、強く目をつむる。ゆっくりと、まぶたを開いていく。

2022-04-12

ひさしぶりにビデオチャット越しに面接官をした。いっしょに担当してくれた先輩が事前に質問を構造化して共同編集できるドキュメントを用意してくれたので、限られた時間をもっとも効率的に使うことができた。きちんと仕事するというのはこういうことだよな〜 と思って、尊敬する…。それはそれとして、やはりビデオチャットで対面しても会ったことにはならないよなと、最近は一周まわって思う。

きょうは一歩も外へ出る隙がないという感じで、あしたは雨が降るまでになにか食べ物を買いにいかないと。たまに、いままでふつうにできていたことが突然できなくなる。できていないのにできると勘違いしていたのか、それとも階段を降りているときに階段を降りていることを考えると転びそうになるというようなことで、なぜできるのかなんて考えなくていいのかもしれない。

2022-04-11

目が覚めてTwitterを見ると藤本タツキの「さよなら絵梨」のURLが流れてきて、寝ぼけながら200ページの漫画を一気に読み切ってボーッとしていた。リアルとフィクション。カメラと被写体。生と死。具体と抽象のあいだの漫画だからこそ、あいまいな境界をいったりきたりする表現が可能なように思えた。

めんどうくさくて手をつけられず憂鬱だった仕事を、手をつけたら集中して1日で終わらせてしまった。こんなことならさっさとやっておけばよかった。これをこの手順でやれば終えられる、あとはやるだけ、という状態へ持っていけたら、僕は手を動かすのは速いのだ。手を動かすのが好きだから当然だ。そこまで持っていく段取りのところを強くしていきたい。自分の性格を把握して、やる気をコントロールできるようになりたい。

2022-04-09

買ったときの箱を持ちながらヨドバシカメラのレジに「あのう…」と声をかけると、店員さんは手帳に挟んでいるモノクロでコピーした周辺の地図を取り出して、修理のカウンターはこの建物を出て、隣の隣の2階ですね、とボールペンで指してくれた。新宿のこのあたり一帯はヨドバシカメラの街という感じで、隣の建物もヨドバシカメラで、その隣の建物もヨドバシカメラだ。1階はいまどきフィルムの現像を取り扱っているコーナーのようで、誰もいない。つきあたりの細い階段を静かに昇ると、これもまたがらんとしたフロアの隅に、修理の受付を担当する年配の店員さんが、ぽつんとひとりで立っていた。落ち着いた声で、どうされましたかと尋ねられたので、このワイヤレスイヤホンの左のボタンが触ってないのに反応して困ってましてと話すと、医者のカルテよろしくサッと伝票を取り出して病状を書き留めていく。ボールペンが走る音。ふたりしかいないフロアに、ヨドバシカメラの全館で通して放送されていると思われる店内のBGMが静かに流れていて、死後の世界って、もしかするとヨドバシカメラの修理のカウンターみたいなところなのかもしれないなと思いながら、店員さんの筆跡を眺めていた。

2022-04-08

会社の裏に世界でいちばん好きなラーメン屋があって、きょうはそのラーメン屋でチャーシュー麺を食べることに成功した。いつもほどほどに繁盛しているので、お昼どきは並んでいて食べられない日もあるのだ。だから、このラーメン屋でチャーシュー麺を食べるということは、わかりやすいラッキーとして、きょうの運勢が目に見えるバロメーターとなっている。ラーメン屋の近くには公園があって、公園というよりは渋谷のビルとビルのあいだのすこし大きめの喫煙所のような公園には、大きい桜の木がドスンと立っている。この季節は、街のあちこちで花が咲いているのを見るにつけ、なんだきみも桜だったのかと思う。いつも会っていたくせになんにも教えてくれないまま、何週間か限られたあいだだけ、ネタばらしのように花を咲かせる。会社の裏に世界でいちばん好きなラーメン屋があることは幸せだ。

2022-04-07

もう寝ないと。あしたはオフィスへ出勤だ。ビデオチャットのミーティングの質を上げたくて、骨伝導のヘッドセットを導入してみたのだけど、僕はミーティング中に顔の筋肉?というか骨?がよく動いていることに気づいてしまい、動くたびに音を伝える振動体が骨からずれて、音が途切れて集中できなかった。慣れの問題なのだろうか。あと顔もよく触るので、そのたびにマイクを掴んでしまう。触らなければいいのだけど。話していると、身振り手振りがないと伝わらないような気がして、じっとしていられない。カメラをONにしないスマートフォンで長電話したりするときは疲れなくてよさそう。長電話するような機会はないのだが。

もう寝ないと。最近は朝が早くなってきて、何時に寝ても5時台に目が覚めてしまう。だから、はやく眠らないと寝不足になる。もうすこし夏が近づいたら、また22時に寝て4時に起きる生活に戻したい。でも、それは在宅勤務前提の生活だったからで、オフィスに出勤することになったら17時ぐらいに眠いので帰りますみたいなのは通じないだろう。会社でおなじチームの人は在宅勤務でも昼の12時に出勤するリズムの方が多いので、ふつうに18時とか19時とかにミーティングの予定が入ったりする。僕がおかしいだけで、そんなのふつうなのだけど。やっぱり、この2年間はモラトリアムだったのかもしれない。わたしたちに許された特別な時間の終わりなのかもしれない。

もう寝ないと。眠る前は、Twitterの知り合いの人の日記が更新されてないかチェックして、更新されていたら、そのなにげない日常のなにげなさに感動して、眠っている。