鹿スタディーズ

越谷市科学技術体験センター ミラクル友の会 会員

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文章は、その文章を読む人にむかって書かれる。日記は、まぎれもなく自分のためにあって(その日記を公開しているのはなんでなのかってなるけど…)、だから日記を書くことは、自分にむかって話しかけるようなことだと思う。というか、そういうときって、まるで幽体離脱したみたいに、他人のように自分を扱っている。日記を書くということは、自分からいったん外へ出ることのようにも思える。

スマートフォンのディスプレイの光が顔を照らす。僕が住んでる街はすごく静かで、アパートの部屋のロフトに上がると、さらに静かだ。冷蔵庫の音しかしない。画面をなぞる指が、文字を打ち込んでいくのを見ている。